dotenv+venvで始めるGPT開発|Python×OpenAI API接続の最小構成ログ
作成日:2025-05-15
更新日:2025-05-15

dotenvで
OpenAIを
OpenAIを

dotenv?

APIキーを
安全に隠せるの
Step 0. プロジェクトフォルダ作成

VSCodeを開いて
フォルダを作る
remind_bot/
Step 1|仮想環境(venv)を作成&有効化
仮想環境を作成する
python3 -m venv .venv意味と目的
| 要素 | 意味 |
|---|---|
python3 | Python本体の呼び出し(macOSではpythonではなくpython3が多い) |
-m | Pythonが標準で持ってるモジュール(venv)を直接実行してね!というお願い |
venv | Pythonに標準搭載されてる「仮想環境(Virtual Environment)」作成モジュール |
.venv | 作りたい仮想環境の名前(=作成されるフォルダ名) |
仮想環境とは
- 「このプロジェクトだけで使う専用のPython(とpip)」をつくる仕組み
- activateで仮想環境に入る
- 仮想環境に入るほうが、わかりやすくなる
-m とは?
- 「Pythonが標準で持ってるモジュール」を直接実行する
- -m で、Python内蔵のWebサーバーが起動する
.venv という名前にする理由
.venv/は慣例的に「このフォルダは仮想環境だよ〜」という意味VSCodeや他のツールが 自動で認識してくれるから、拡張機能との連携もスムーズになるmyenvやenv_py3でもいい。ただ、.venvが一番スマート&見慣れてる
仮想環境を有効化(activate)する
source .venv/bin/activate意味
- 仮想環境のPythonを使えるようにする
- ターミナルが
(.venv)表記になればOK!
Step 2|必要なパッケージ(python-dotenv)のインストール
pipでインストールする
pip install openai 意味
| パッケージ | 用途 |
|---|---|
openai | GPTと通信するための公式ライブラリ |
python-dotenv | .env ファイルからAPIキーなどを読み込むためのライブラリ |
Step 3|.env ファイル(秘密の引き出し)の作成
.env をプロジェクトルート直下に作成する

APIキーは大切なものだから
.env に書いて隠す
OPENAI_API_KEY=sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.env とは?
- 「APIキーを安全にコード外に保管する」ための専用ファイル
- これを
dotenvで読み込んで、os.getenv("OPENAI_API_KEY")で取り出す
Step 4|GPT疎通用のPythonファイルを作成
gpt_helper.py を作ってコードを書く
import os
from openai import OpenAI
from dotenv import load_dotenv
load_dotenv() # .envファイルを読み込む
client = OpenAI(api_key=os.getenv("OPENAI_API_KEY")) # キーをセット
def test_gpt_connection():
response = client.chat.completions.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[{"role": "user", "content": "Hello, GPT!"}]
)
print(response.choices[0].message.content)
if __name__ == "__main__":
test_gpt_connection()
dotenv(ドットエヌブイ)とは?
.envに書かれた設定値(環境変数)を、Pythonプログラムから安全に読み取る- 秘密の引き出し
| 使う理由 | 説明 |
|---|---|
| 秘密を隠せる | APIキーやパスワードなどをソースコードに直書きせずに済む |
| 共有しやすい | .env はGitに含めず、他の人とコードを安全に共有できる |
| 設定の切り替えが楽 | 環境ごとに.env.dev, .env.prod と分けて管理できる |
if __name__ == "__main__": とは
- 「このファイルを直接実行したときだけ、この下の処理を動かしてね!」
Pythonには「2つの実行モード」がある
| 状態 | __name__ の中身 | 例 |
|---|---|---|
| 直接実行 | "__main__" | python gpt_helper.py |
| 他ファイルからimport | "gpt_helper" | import gpt_helper |
if name == “main“: を書くと…
他のファイルからインポートされたときは動かない(←ここ重要)
Step 5|実行してAPI疎通確認
python を叩く
python gpt_helper.py
こんな返事がくる
Hello! How can I assist you today?意味
gpt_helper.pyの中で GPT に「Hello, GPT!」を送ってみる- 応答が返ってきたら、API接続成功
ここまでのフォルダ構成
remind_bot/
├── .venv/ # 仮想環境
├── .env # APIキー(安全な設定ファイル)
├── gpt_helper.py # GPT接続テストスクリプト

dotenvを使わずに
簡単に書くこともできる
でもAPIキーを隠すならdotenvがいい
2025-05-15
編集後記:
この記事の内容がベストではないかもしれません。
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